個人間融資が違法である理由とは?闇金や危険な貸主への対処法

グリフィン法務事務所

この記事の監修
グリフィン法務事務所 司法書士 今井 亨

東京司法書⼠会:7970/代理権認定番号:712017
闇金問題の被害者救済の専門家として活動する司法書士です。闇金トラブルの取扱い件数は国内トップクラスの実績があります。適切かつ迅速にサポートすることをモットーにしています。

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闇金問題の被害者救済の専門家として活動する司法書士です。闇金トラブルの取扱い件数は国内トップクラスの実績があります。適切かつ迅速にサポートすることをモットーにしています。

インターネットの掲示板やSNSを介して簡単にお金の貸し借りができる「個人間融資」が人気です。コロナ禍において当座のお金を工面するために利用する人が増えているわけですが、その利用者数の増加に比例してトラブルも多くなっています。

この記事では、個人間融資が違法である理由とともに、危険な貸主の存在、借りた相手が闇金だった場合の対処法についてご説明します。

個人間融資とは

個時間融資とは、掲示板やSNSを通して知りあった人同士がお金の貸し借りをすることです。経済的に余裕がある個人の貸し手はお金を貸すことで利息を受け取って利益を得ることができます。一方で、お金に困った借り主はブラックで貸金業者から借入れができないときに個人間融資を利用すればお金を調達することができます。

つまり、個人間融資は両者ともに得する融資モデルなのですが、このシステムを悪用する貸し手がいるため、さまざまな問題が起きているという実情があります。

個人間融資は掲示板・Twitterで匿名利用できるためトラブルが起きやすい

個人間融資のマッチングは、そのほとんどが掲示板サイトかTwitterです。「個人間融資 掲示板」と検索してみると、様々な掲示板サイトがヒットします。そのほとんどのサービスは登録なしにて匿名で利用できます。

貸し手は、貸し付け限度額や利息を投稿、借り手は期日と希望額を投稿します。そして、条件に合えばあとは自分のメールやLINEなどでやり取りをするというのが流れです。

また、Twitterの場合、ハッシュタグで「#お金貸します」「#お金貸して下さい」というような人を探して、直接コンタクトを取るというのが流れです。

いずれも自分の素性を明かすことなく、匿名で貸し借りができることから、悪意を持った利用者が一定数いますので利用することはおすすめできません。

個人間融資は違法?

個人間融資は「違法性が高い」「国が定めた法律の貸金業法」に抵触するとして、金融庁は利用者に注意を呼びかけています。個人間融資はどこが違法なのか見ていきましょう。

【参考】:SNS等を利用した「個人間融資」にご注意ください!|金融庁

無登録営業

知らない第三者にお金を貸して利息を取るという行為は貸金業に該当します。貸金業をするためには、国や地方自治体への登録が義務付けられています。当然ながら、個人間融資の貸し手は無登録で貸金業を行っています。

そのような無登録での貸金行為は違法業者の闇金として扱われます。

公の場での宣伝・勧誘

個人間融資の貸し手は掲示板やSNSを使って宣伝・勧誘をおこなっています。しかし、このような不特定多数が利用するサービスを使って、無登録業者が融資の宣伝や勧誘をすることは禁止されています。

個人であっても勧誘・宣伝をしてお金を貸す行為は違法金融に該当します。

法定外の金利で融資をする

貸金業法では、融資額の上限金利は年20%までと定められています。これは貸金業者が不当な利益を得たり、利用者の負担を少なくするためです。

【上限金利】
・10万円未満:上限20%(年利)
・10万円~100万円:上限18%(年利)
・100万円以上:上限15%(年利)

しかし、個人間融資の貸し手は法外な金利を設定して貸し付けるケースが大半です。

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個人間融資がトラブルだらけな理由

個人間融資を利用した人の中にはトラブルに巻き込まれて後悔する声がよく聞かれます。なぜ、そのような問題が起きがちなのでしょうか。

闇金まがいに法外な利息を請求する個人の貸主がいる

個人だと思って安心していたら、法外な利息を請求してくる強欲な貸主がいます。闇金なみにトサン(10日で3割)、トゴ(10日5割)のような金利を設定する個人もいます。

また、そのような貸し手に限って闇金のように個人情報を提出させて、支払いが遅れると取立てをしてきます。個人間融資と言っても闇金まがいの厳しい貸し手がいます。個人とは言っても、利息は闇金と同じですので、そのような相手から借りてしまうと返済が厳しくなります。

個人情報を悪用される

申込時に入力した個人情報を悪用されるケースがあります。融資の申込みをしたのに、その後、相手が音信不通になる場合、名簿業者に個人情報を抜かれた可能性があります。

その後、闇金や詐欺業者からの勧誘が頻繁に来ることが予想されますが、相手は悪質業者ですので応対したり、借りてはいけません。

ひととき融資目的の貸し手がいる

ひととき融資とは、女性の借り手に対して融資することを条件に性交渉に応じさせる手口です。

貸し手は「必要な金額を貸してやる…」「利息の支払いを待ってやる…」「追加で融資してやる…」というように、お金を目の前にぶら下げて性行為まで持ち込みます。

さらに悪質なケースでは、性行為を盗撮したり、逆に金品を要求してくるような貸し手もいます。申込時に相手が裸の画像を送るように要求してきたり、ひとときを匂わせるようなら、悪質な貸し手ですので利用してはいけません。もしもトラブルを抱えている場合は警察に相談しましょう。

個人を装った闇金が多い

個人間融資で最も多いトラブルは闇金被害です。個人だと思って信用して借りたところ、実は相手が闇金だったというケースが多く見られます。個人間融資を初めて利用する人は違法金融の手口についての知識を持たない人が多いです。

そのため、融資の申込みの際に「法外な金利を提示された」「詳細な個人情報の提出を要求された」としても、さほど怪しむことなく相手の言うことに応じてしまいます。返済が苦しくなって、厳しい取立てが始まってからようやく相手が闇金だと気づくということになります。

また、「相手は闇金かもしれない?」と薄々と感じていても「貸してくれるなら誰でもいいや…」とばかりに手を出してしまう人もいます。相手が違法金融業者つまり闇金かもしれないと思ったら、利用してはいけません。

個人間融資での違法金融・闇金の見分け方

個人間融資では、闇金は巧妙に立居振舞って個人を装いますが、申込時に必ずおこなうのが以下のような詳細な情報提供です。もしも、これらの提供を求められたらその相手は闇金に間違いありませんので、借りないようにしましょう。

・会社の連絡先
・親の勤務先
・IDセルフィー
・銀行口座の通帳写し
・給料明細

個人間融資のトラブルは司法書士・弁護士に相談を

これまでお伝えしたように個人間融資は一見便利な貸金システムですが、違法性が高いサービスです。また、悪質な貸し手が多く潜んでいるため利用は控えるほうが賢明です。

もしも、すでに個人間融資でお金を借りて支払いのトラブルに見舞われているようならば、弁護士・司法書士に相談しましょう。これら法律の専門家であれば、個人を装う闇金に対してすぐに交渉をおこない取立てを停止します。また、借りたお金を返す必要もありません。違法金融とはすぐに手を切ることができます。

また、個人間融資を装う闇金は巧妙に個人に見せかけますので、警察は民事事件には介入が難しくなります。そのため、個人間融資絡みの闇金問題は司法書士・弁護士に相談することが最適です。

まとめ

個人間融資は違法金融・悪質な個人貸し手の温床になっていますので、お金に困っても利用することはおすすめできません。

もしも現在トラブルに見舞われており、貸し手が不正行為な要求をする個人だったならば警察に相談、闇金ならば司法書士・弁護士に相談して解決ましょう。

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