先引きなしのソフト闇金の手口とは?利用してはいけない理由

グリフィン法務事務所

この記事の監修
グリフィン法務事務所 司法書士 今井 亨

東京司法書⼠会:7970/代理権認定番号:712017
闇金問題の被害者救済の専門家として活動する司法書士です。闇金トラブルの取扱い件数は国内トップクラスの実績があります。適切かつ迅速にサポートすることをモットーにしています。

東京司法書⼠会:7970/代理権認定番号:712017
闇金問題の被害者救済の専門家として活動する司法書士です。闇金トラブルの取扱い件数は国内トップクラスの実績があります。適切かつ迅速にサポートすることをモットーにしています。

ソフト闇金の中には「先引きなし」を強調して利用者を勧誘する手口がよく使われます。お金に困っているからと言って、先引きなしにメリットを感じて利用すると痛い目にあいます。

この記事では闇金の先引きの仕組み、勧誘の手口、利用するとどのような被害に巻き込まれるのかについてご説明します。

先引きなしとは?

闇金の先引きとは、借入れた金額から「初回の利息と手数料」が差し引かれることです。闇金の貸付けと支払いでよく使われる方法です。

例えばトサン(10日周期3割の利息)のソフト闇金に20,000円の借入れをした場合、手数料3,000円+利息6,000円の合計9,000円が先引きされます。そして11,000円が入金されることになります。

20,000円(借入れ)-3,000円(手数料)ー6,000円(利息)=11,000円(入金)

多くの闇金業者は貸し付けの際にこの「先引き」という支払いルールを採用しています。一方で、まれに「先引きなし」を宣伝文句に利用者を集めるソフト闇金があります。

先引きなしとは?言葉の通りで「先引き」をせずに貸し付けをすることです。

先引きなしを強調するソフト闇金の集客手口

一部のソフト闇金の中には「先引きなし」を謳った勧誘手口でたくさんの利用者を集めている業者があります。そのいずれもが宣伝上手なのが特徴です。

・ホームページを開設して検索エンジンから勧誘する
・LINE、Twitterを使ってアプローチする
・FAX DMを活用して事業者を勧誘する
・債務者名簿を活用してダイレクトメールを送る

このように様々なツールを活用して、さらに「支払いが少ない」「優良」「安心」「低金利」などの宣伝文句を用いて勧誘を繰り返しています。

それもあって、先引きなしのソフト闇金を利用する人はたくさんいますが、うまい話しにはリスクがあることを知る必要があります。

先引きなしのソフト闇金の手口と利用してはいけない理由

「先引きなし」は利用者から見るとメリットが多いと感じることでしょう。実際に、「優良なソフト闇金なら利用してみよう!」とついつい手を出す人が跡を絶ちません。

しかし、闇金がやることですから、必ず裏があります。利用してはいけない理由に以下の点があげられます。

金利が高いケースが多い

闇金の支払い周期は7日、10日が多くなっています。一般的に支払い周期が短いほど金利は安くなる傾向があります。闇金の代表的な金利に10日で3割の利息(トサン)、10で5割の利息(トゴ)があります。

先引きなしの闇金の場合、7日で3割、7日で5割、さらにはもっと高い金利を設定している業者がよく見られます。先引きはしない代わりに、このように金利を高くするわけです。

利用者は「先引きがないから支払う金額が少なくなる…」と思って利用したところ、逆に割高になるケースがあるため要注意です。

勝手に金利を変更する、手数料を請求する

「先引きなし」という宣伝方法はあくまで利用者をたくさん集めるための釣り(おとり)というケースがあります。それらの利用者に対して、勝手に「金利設定を変更して高くしたり」「支払いのたびに手数料を取る」など、悪質な方法でお金を支払わせようとする業者があります。

長期間に渡ってお金を搾り取られる可能性が高い

先引きなしのソフト闇金の中にはことさらに親切を装おう業者があります。その親切も当然見せかけだけで、目的は利用者から長くお金を搾り取るためです。

そのような闇金は「毎回利息だけ払えばいい」とジャンプを持ちかけて、法外な利息を長期に渡って搾り取ろうとします。また、完済しようとする利用者に対しては何かと理由をつけて、利息の支払いだけしか受け付けません。

厳しい取立てはおこなわないため、利用者は「親切な貸金業者」だと勘違いして、言われるままに利息を払い続けることになります。

違法行為に巻き込まれる可能性がある

「先引きなし」は一見すると好条件に見えますので、お金に困った人からの相談は多くなります。そして、その中から自分たちの言うことを聞きそうな利用者を見つけては融資の条件に「携帯電話が必要だから郵送しろ」「銀行口座とキャッシュカードを提供しろ」などの話を持ちかけてきます。

他人に携帯電話を渡したり、銀行口座を使わせるのは違法行為になります。闇金に借りた利用者も何らかの罰則を受ける可能性があるため、そのような要求には決して応じてはいけません。

闇金トラブルの相談相手とは

このように闇金はお金を支払わせるために様々な悪質な手口を用います。闇金には「借りない」「返さない」というのが原則です。また、取立てを受けたり個人情報を悪用されないように完全に関係を断つことが重要です。

ご自身だけで解決するのは難しいため専門家に相談しましょう。その際の相談相手について説明します。

警察

闇金は違法金融ですから、警察に相談して捜査・検挙をしてもらうの一番です。しかし、昨今の闇金はソフト闇金を代表するように「厳しい取り立てをしない」「違法融資の証拠を残さない」というように、警察の捜査対象にならないように慎重に活動します。

そのため、刑事事件性がなければ警察はなかなか重い腰を上げようとしないというのが実際のところです。警察は民事事件は不介入が原則ですので、相談しても「ただの個人の借金問題」として扱われるケースは少なくありません。

闇金トラブルで困ったら司法書士に相談を

すぐに闇金との取引を止めたいならば、法律の専門家である司法書士・弁護士に依頼して解決するのがおすすめです。どちらも闇金との交渉は業務として請け負うことができますので経験豊富な専門家に依頼しましょう。

【専門家に依頼するメリット】
・即日取立てが止まる
・親・会社にも連絡が行かないようにしてくれる
・強行な闇金には警察と連携して交渉することができる
・関係を断ち切ることができる

まとめ

お金に困っている人にとっては「先引きなしのソフト闇金」は利用価値が高いと考えがちです。しかし、相手は闇金ですので有利と思える条件ほど罠が待ち受けていることがあります。

決して利用してはいけません、またつい利用してしまった場合はできるだけ早く関係を絶ちましょう。まずは闇金問題に強い司法書士に悩みを相談して見ませんか。

タイトルとURLをコピーしました