Twitterなりすまし

ネット上には悪意を持った人間が「なりすまし」をおこない、対象者の名誉を傷つけ、評判を貶めようとする行為がよくあります。

なりすましは、SNS、掲示板、ブログなどでおこなわれていますが特に多いのがTwitterです。Twitterでは、他人の氏名や写真などを勝手に使用してアカウントを作成し第三者の誹謗中傷を繰り返したり、嘘のプライバシーをツイートするなど悪質な権利侵害が見られます。

もしTwitterやブログ、掲示板などでなりすまし被害を受けていたら「迅速にアカウント削除依頼する」、また悪質で違法性が高い場合には「なりすました人間を特定する」など厳しい姿勢で対応しないと再発が続く可能性があります。

ネットなりすましの削除方法と対策について解説します。

ネットなりすましとは

ネットなりすましとは、SNS、掲示板、ブログなどで本人が知らないところで無断で氏名や写真などを使われてアカウントを作成し書き込みがされたり、ツイート、リツイートされることです。

対象者に恨みを持つ者、愉快犯、イタズラ目的の人間が「なりすまし」をおこないます。そして、他者への罵詈雑言、悪口、誹謗中傷、政治的発言、性的発言、などが繰り返されることが多く、またリベンジポルノ的な「なりすまし」の場合にはヌード画像などが勝手に投稿されることもあります。

また、なりすましは個人だけでなくブランド、お店、会社なども被害を受けることがあります。

いずれにしても「なりすまし」は対象者の立場を悪くする、名誉を損なわせるために様々な悪意ある情報発信がなされます。

なりすましの権利侵害

なりすましへの対応としては、サイト管理者に対して違反行為であるとして「アカウント凍結依頼」、「なりすまし者の特定」などの対応が必要です。

しかし、なりすまし問題の難しい点が、単に氏名を名乗ってアカウントを作成しそこで悪口をつぶやいたりする程度では権利侵害に該当しないという法的解釈もあることです。そのため悪質性がなければアカウント違反を報告しても、SNS、ブログなどのサイト運営者はアカウントを凍結しないこともあります。

なりすまされない権利である「アイデンティティ権」を主張するために「権利侵害」がどこにあるのかを明確にしてサイト運営者に削除依頼をするべきでしょう。なりすましの権利侵害で多いのが「氏名権」、「プライバシー権」、「名誉毀損」、「肖像権」などです。それぞれ説明していきましょう。

氏名権の侵害にあたるケース

氏名権とは自分の名前を他人に使用させず専有する権利のことです。まったく同じ氏名を使っての「なりすまし行為」は氏名権の侵害になる可能性がありますが、よくある名前(例:田中誠、佐藤一郎など)のアカウントの場合には判断が難しくなりますし、「佐◯一◯」のような氏名を名乗っているケースも同様です。

対象者と思わせるような書き込みがどれだけあるか「プライバシー権の侵害」、「名誉毀損」などと合わせての権利侵害の立証が必要です。

プライバシー権の侵害にあたるケース

プライバシー権とは、自身のプライベートな私生活を公開されない権利のことです。他者が自身のプライバシーをネット上で公開した場合には削除する権利も含まれます。

なりすましの場合には、氏名が公開されたり、当人と分かる名称(あだ名、源氏名、芸名など)によるアカウントでさらに私生活に関する書き込みがなされているケースはプライバシー侵害にあたります。

しかし差し障りのないような書き込みだけならプライバシー侵害にあたらないことがあります。

名誉毀損の侵害にあたるケース

名誉毀損とは、他人の名誉を傷つける行為のことです。なりすましの場合には、氏名を公開しながら「あたかも違法行為をおこなっているような書き込み」、「何かを批判するような書き込み」などは名誉毀損になることがあります。

また、氏名は公開していないものの対象者と特定できるようなプロフィールの場合も同様です。

肖像権の侵害にあたるケース

肖像権とは、他人が無断で自分の写真を撮影したり公開・利用されない権利です。自分の肖像を販売する権利も持ち合わせます。

なりすましでは、肖像権侵害は第三者がプロフィール写真を勝手に使用して公開したり、写真を投稿するケースがあります。写真の無断使用は肖像権の侵害になり得ますが、写真が一部加工されていたりする場合には特定性が認められにくいことがあります。

ネットなりすましで多いのがTwitter

ネットなりすましのトラブルで多いのは何と言ってもTwitterです。そのTwitterは「なりすまし」を禁止しており、他者を名乗るTwitterアカウントは永久凍結するとしています。

「なりすましに関するポリシー」として以下のように明記しています。

・名前が同じであってもほかに共通点がない場合
・類似する名前の個人と提携関係やつながりはない旨がプロフィールに明記されている場合

ユーザー名や見た目 (プロフィール画像など) が似ているアカウントでも、なりすましに関するポリシーに違反しているとは限りません。なりすましに該当するのは、誤解を招く方法や虚偽的な方法で他の人のふりをしている場合です。
【参考】:Twitterのなりすましに関するポリシー

権利侵害がなければアカウント削除できない

このようにTwitterは、ユーザー名が同じでも明らかにその当人のなりすましというものが立証されなければ削除や凍結はしないというスタンスです。なりすまされた人がTwitterに対して違反を報告しても対応してくれないケースがあります。

そのため、なりすまされた人は権利侵害を明確にして本人ではないことを明らかにした上でなりすまし違反への対応依頼をすべきということになります。

なりすましの例-Twitter

悪質な手口の「なりすまし」ですが、Twitterでは実際にどのような人が「なりすまし行為」をおこなっているのでしょうか。

【なりすます人】

        
  • 愉快犯
  • 元カレ・元カノ
  • 恨みを持つ者
  • 商売上、恋愛上のライバル
  • 出会い目的の経歴詐称

【Twitterのよくあるなりすまし行為】

  • プライバシー公開
  • 会社批判のツイート
  • 第三者を批判するツイート
  • 精神異常を装うツイート
  • ヌード画像の公開

Twitterでなりすまされた時の削除と対策

Twitterでなりすまされた場合には、まず違反の報告フォームから「氏名」、「Twitterユーザー名」、「メールアドレス」、「報告(任意)」を記入して送信します。

もし対応してくれない場合にはTwitterルールに反していないということで削除してくれないことがあります。悪質な「なりすまし被害」を受けている場合でも同様です。アカウント削除したい、投稿者を特定したい場合には専門家にご相談ください。

適切に権利侵害を立証しなりすまし対策をサポートいたします。

また、Twitterのツイート削除についてはこちらにご相談ください。