ネットいじめ 誹謗中傷

大人にもあるネットいじめ。最も多いのが水商売・風俗だった

大人のネットいじめ

ネットいじめと聞いて思い浮かべるのは、LINE、Twitter、学校裏サイトなどを使った子どもの陰湿な書き込みです。ネットいじめの事件は全国でたくさん起こっており社会問題化しています。

しかし、ネットいじめは子どもだけの問題ではありません。大人の世界でも、習い事、サークル、趣味など人が集まるコミュニティの中では頻ぱんにおこります。SNSや掲示板などへ誹謗中傷を書き込まれて“傷ついて”サークルを辞めたという人も多いのではないでしょうか。

このような趣味の世界ではない「大人のネットいじめ」がすさまじい業界というものがあります。それが水商売の世界です。

知られざる水商売のネットいじめについて解説します。

水商売にはどんな仕事があるのか?

水商売従事者は国内で約20万人ほどと言われています。なぜ、水商売と呼ばれるようになったかは諸説ありますが、商売として不確定要素が大きいことが天候などに例えられ「水」という言葉が用いられたと言われています。

水商売と称される仕事は男女それぞれたくさんの種類があります。スポーツ選手、芸能人、花柳界、作家など収入が不安定な職業も水商売の範疇に入れられることもありますが、一般的な水商売のイメージは以下のような「夜のお仕事系」ではないでしょうか。

女性:スナックのママ、クラブホステス、キャバ嬢、風俗嬢
男性:バーテン、ウェイター、風俗店勤務、飲食店勤務、ホスト

なぜ、水商売・風俗の世界では誹謗中傷が多いのか

水商売の中でもスナックやナイトクラブなどは、接客する側もお客もどちらかというと年配の人たちです。積極的にネットを活用する人たちではありません。

一方で、キャバ嬢、風俗嬢、ホストなど若いお水系の人たちはネット・スマホのヘビーユーザーです。友人間のコミュニケーション手段はもとより来店してもらうための営業活動にも電話やSNSなどを頻ぱんに使います。そのため、ネット利用に慣れた人が多いのが特徴です。

夜系の商売の人たちは、お客さんが店に来店して指名されることで商売が成り立ちますので、お客の取り合いが熾烈です。そのため、ライバル店だけが商売がたきではなく、同僚のキャバ嬢、ホストも商売がたきなのです。

ナイトワークの人たちに言えることは、自分を守ることに必死で他者に対して厳しく接する傾向が強いのが特徴です。そのため気に入らない同僚がいれば「いじめてやろう」、「商売の邪魔をしてやろう」と考える人がいる業界と言えます。

ホスラブ、爆サイという大人のネットいじめの受け皿

大人のネットいじめの場合、実名で相手を誹謗中傷すると裁判沙汰になりかねません。ですので、匿名でハンドルネームを使って誹謗中傷、プライバシー侵害、侮辱するような書き込むケースが一般的です。

このような夜系の人たちのネットいじめの受け皿となりそれを加速させたのが「ホスラブ」、「爆サイ」という巨大掲示板サイトの存在です。

一般の人たちにはなじみがないサイトだと思いますが、お水業界に従事する若い人の間ではほとんどの人が利用すると言われる掲示板です。ホスラブは文字どおり夜の掲示板と名乗っており、お水系で働く人やそこに行くお客の利用者が大半です。

爆サイはローカル掲示板としては日本一のアクセス数がありますが、そこでの人気スレッドは「風俗」、「お水系」などの情報です。両サイトともに匿名でスレッドを立てて書き込みができるため、大人のネットいじめと言えるような誹謗中傷、権利侵害が後を絶ちません。

2ちゃんねるに次いで書き込まれた記事の削除依頼が多いサイトなのです。

どんな書き込みをするのか

ホスラブ、爆サイに書き込まれる内容は大人のネットいじめと呼べるような低俗な書き込みも多いのですが、書かれた人たちにとっては非常事態です。「親や親戚に仕事のことがバレたり」、「同僚や店長に見られてお店を辞めなくてはならない」、など死活問題に発展するケースがあります。

【書き込まれる内容の例】

◯◯は風俗店で働いている
◯◯は誰とでも寝る
◯◯は全身整形
◯◯は浮気している
◯◯はどこどこに住んでいる
ほか

大人のネットいじめはなくならない

大人のネットいじめで最もヒドイ業界の水商売の例を出しましたが、他にもビジュアル系のバンド好きが集まるV系たぬき掲示板なども負けてはいません。ここでも、ライバルや気に入らない追っかけのバンギャがいたら、手厳しいネットいじめをする人たちが存在します。

匿名の掲示板、SNSなどがある限り大人のネットいじめというものもなくならないでしょう。自分を守るためには理不尽な書き込みをされたり、身バレするような非常事態になったら泣き寝入りせずに書き込みを削除することが大切です。

大人のネットいじめに遭ったら、もう子どもではないので、「無視する」、「徹底的に闘う」といういずれかの選択を自分自身ですることが重要ではないでしょうか。