サイバーストーカー

SNSでネットストーカー被害が増加中!餌を与えないための4つの対策

SNSでサイバーストーカーに餌を与えないための4つのコツ

ほとんどの人が一台以上の携帯電話やスマートホンを持っている時代――。それは個人同士が常に連絡を取り合うことができるだけでなく、誰もが24時間いつでもインターネットにアクセスすることも出来る時代です。インターネットは情報共有や知識の習得に利用すればとても有用なものですが、全人がそのような目的を持っているわけでわけではありません。

モノは人の意志によって異なる使い方をされます。つまり、悪意がある人がインターネットに接続すれば、悪用するおそれがあるということです。すべての人が善人ではないので、これは当然のことです。

SNSでサイバーストーキングが可能に

この情報社会において、インターネットが悪用されて生じることの一つにサイバーストーキングが挙げられます。「つきまとう人」を意味するストーカーの存在は現代に限ったことではありません。昔は駅や繁華街などから自宅まで尾行し、生活を外から観察したり、行動を監視したりするなどの事例がほとんどでした。情報化の反面、今ではそれをネット上ですることが可能となっています。

今、最も顕著に人々が日々の暮らしを記録しているサービスはSNSでしょう。これは本来、日々の雑感やちょっとした情報を文章にしたり、好きな写真を撮ったりして世界中のユーザーと共有できるということに主眼が置かれたものでした。それまでは、ブログなどの一方通行の媒体が主流であったため、よりグローバルに双方向の交流ができる点が爆発的な人気を呼びました。

しかし、見る側にしてみれば簡単に他人の日常が覗けてしまうため、SNSはサイバーストーカーの格好の道具となってしまっています。特に幼い頃からインターネットに触れてきた女子高生などの若い世代に、トラブルに巻き込まれる人たちが増えています。

SNSを気持ちよく利用するために

承認欲求という言葉を持ち出すまでもなく、誰でも自分がいいと思ったことは他人と共有したいものです。投稿することで充実した気分になり、日記の代わりにもなります。また、「いいね」といった同意を得られることは自信につながります。それまでは誰かに会わないとできなかったことが、いつでもどこでもできるようになったことの革新には大きな意義が有ります。

しかし、SNSは見方を変えると、プライバシーをさらけ出すプラットフォームでもあります。そして、それを悪用して近づいたり、脅迫をしたりすることが出来てしまうのも事実です。暮らしを楽しくしてくれる共有アプリやSNSを止めずにネットストーカーを防止する手立てはないのでしょうか。

現実の世界で起こることは、インターネット上でも起こりうると言えます。そのため、現実と同様にインターネットにおいても防犯対策を講じておいた方が良いでしょう。少し工夫するだけで、SNS上で個人情報を露呈させないことができます。

1.Instagramは誰も知らないメールアドレスで登録

2012年にInstagramはFacebookに買収されました。その関係で、デフォルトの設定ではFacebook上でつながっている人がInstagramをやっていると、フォロー候補として画面上に表示されます。

この機能については旧来のInstagramファンからは困惑の声が多く聞かれますが、Facebookは兄弟アプリですので、仕方がないと言ったところでしょうか。Instagramはひっそりとやりたいという人が多いのか、中には「本当の自分がさらけ出せる場所がなくなった」と嘆く人もいるほどです。

このFacebookとInstagramの連携は各アプリの設定から解除できます。しかし、すでに一度フォロー候補として表示されてしまった後では、すでに知り合いに発見されてしまっている可能性があります。Facebookでつながっている人がストーカーと化すとは考えにくいですが、FacebookとInstagramでペルソナを使い分けているなら、投稿を覗き見されたくないのではないでしょうか。

これから始める方で、Facebookの知り合いには知られたくないという方には、ぜひ誰にも教えていないメールアドレスでInstagramに登録することをお薦めします。

2.よく行く場所や家の近所、通勤・通学路の画像は載せない

フォロワーが知り合いばかりで、しかも非公開アカウントにしてある場合は、あまり心配は要らないかもしれません。しかし、そうでないならば、よく行く場所を載せるということは、あなたに会える可能性がある場所を教えていることと同じです。また、近所や通勤・通学路の画像は居住地域、学校・職場のヒントとなるため、リスクが高いということを覚えておきましょう。

3.出かけたときの画像の投稿は時間差で

英国出身のハリウッド女優、エマ・ワトソンはファンとのスマホ撮影をお断りしているそうです。もし画像が撮影者によってSNSに上げられれば、瞬時に居場所の特定につながるからとのこと。何があるか分からないからこそ、一般人にもこのような危機管理が必要ではないでしょうか。外出先で撮影をした際は、そこを発った後に投稿を行えば、居場所を特定されるリスクが回避できます。

4.タグ付けされた画像が表示されないようにする/削除する

無礼講の飲み会や、他の約束を断って出席したイベントなど、SNSに載せたくない画像もあることでしょう。しかし、あなたが載せなくても、誰かがこういった場所で撮った画像にあなたをタグ付けして投稿してしまったら、あなたのタイムラインにもこれが表示されてしまうのです。そうならないように、タグ付けに関してはある程度コントロールができるようになっています。

2017年現在、Facebookではタグ付けされた画像を自分のタイムラインに載せるかどうかを許可制に設定することができます。Twitterでは、プライバシー設定よりタグ付けを許可しないようにすることができます。さらにInstagramでは、タグ付けされた写真のタグをタップすると、削除メニューが出る仕組みになっています。

それでもサイバーストーカー被害に遭ったら

サイバーストーキングと聞くと、好意を持った異性が歪曲した支配欲を持って接近してくるイメージが強いですが、ストーカーは異性であるとは限りません。否定的な感情を抱いた同性のフォロワーや、トラブルで絶縁した元友人がつきまとうケースも充分に考えられます。

事が起こってからでは、対処するのが大変です。もしもしつこくネット上で付きまとわれ、メッセージなどが来る場合は当該アカウントをブロックしてしまいましょう。そして、攻撃的な内容を送ってきたり、脅迫をしたりしてくるようになった場合には、警察や法律事務所に相談することを検討しましょう。実際に町で待ち伏せや監視・尾行などに遭った場合は、ただちに相談しましょう。

悪質な場合はブロックするよりも、こちらのアカウントを削除するという自然消滅的な方法のほうがベターだと言われています。ブロックは完全拒否となるため、攻撃的なストーカーの場合は感情を逆なでし、逆効果となるためだそうです。「猫を追うより皿を引け」とはよく言ったもので、対象を除去することで相手の関心を失わせることができます。

サイバーストーキングが起きたときに、いちばん大切なことは実害を避けることです。アカウントを削除することで、フォロワーや投稿の内容は消えてしまいますが、被害を受けることと比べたら痛手は限りなく小さいはずです。