2ちゃんねる

2ちゃんねるの投稿者は中高年ばかり?若者離れは防げるのか。

2ch投稿者

2ちゃんねるは国内ではNo.1のユーザー数を誇る掲示板サイトです。米国の調査会社Alexaのデータによると2016年の国内のサイトのアクセスランキングでは18位と相変わらず高い人気です。

しかし、かつてはベスト10の常連でしたのでその人気の陰り具合が分かります。その大きな原因が、2ちゃんねるのユーザーの高齢化と若者の2ちゃんねる離れと言われています。

2ちゃんねるはオワコンなのでしょうか?

2ちゃんねるを取り巻く環境変化

2ちゃんねるが開設されたのは1999年です。インターネットの黎明期に開設されてすでに18年もの月日が経過しています。そのデザインや機能などはほとんど当時のままで、いまあらためてサイトを見ると“古き良き”という“レトロ感”が満載です。

今でも国内で18位のアクセスがあるのは大したものですが、かつての人気具合を考えるとゆるやかに衰退しているのは間違いありません。

衰退の原因はユーザーの高齢化とかつて利用していた人たちが離れているいるのが一因と言われていますが、あらたな若者ユーザーを取り込めていないという現状もあります。

その若者が向かう先は今ではTwitter、LINE、Youtube、さらに専門サイトなどです。

匿名で利用できるサイトの人気は不変だが…Twitter、ニコ動に流れるユーザー

これまでインターネットのコミュニケーションの人気を支えていたのは匿名性でした。自分の本名を名乗る必要なく好き勝手なことを書いたり情報発信できるのがネットの良さで2ちゃんねるはその匿名性と過激な書き込みによる攻撃性で利用者を増やしてきました。

Facebook、インスタのような実名SNSは社会人の間では人気があるものの、若者の間では実名のコミュニケーションは息苦しいということで匿名で利用できるTwitter、ニコニコ動画などがむしろ広く利用されています。

2ちゃんねるの歴史を知らない若者にとっては、新しい機能やコンテンツも追加されてユーザー満足度が高いTwitter、ニコ動などに向かうのはわかる気がします。

では、実際になぜ2ちゃんねるは利用者が減っているのでしょうか。

2ちゃんねる住民(ユーザー)の分散化?

個人の趣味や嗜好が多様化する中、その受け皿として専門サイトがたくさん開設されています。

かつては、アニメ、ゲーム、コスプレなどマニアの代名詞は「オタク」と言われ2ちゃんねるにはこのオタクがたくさん住人として存在し活発なコミュニケーションがおこなわれていました。しかし、それぞれの分野に専門サイトが登場したためユーザーはそちらに分散してしまったのも衰退の原因です。

それらのサイトは2ちゃんねるのようなテキストだけでなく、画像、動画が見られるサイトも多く視覚に訴えるサイトは若者に支持されやすいのかもしれません。

2ちゃんねるのお家騒動も人気衰退の一因?

2ちゃんねるが衰退している原因の一つにお家騒動の問題も少なからず影響しています。2014年にそれまでの管理人だったひろゆき氏に変わりサーバー管理者だった米国人のジム氏が管理人になった事件です。

ひろゆき氏は「ジム氏が不正にサーバーを乗っ取ってログインできないようにされた…」と主張していますが真相は藪の中です。その後、ひろゆき氏は2ch.scという掲示板を開設しました。また、この騒動に乗じて「おーぷん2ちゃんねる」という同じような掲示板も開設されたため2ちゃんねるユーザーは大いに混乱し利用者の分散も起きました。

また、2ちゃんねるコミュニティーを支えていた「2ちゃんねるのまとめサイト」もジム氏が記事の転載中止の方針を打ち出したために多くのサイトが閉鎖に追い込まれました。

このようなトラブルも2ちゃんねる本家のアクセス減の大きな要因です。

便利なサイトの登場により若者は2ちゃんねるを利用しない

これまで2ちゃんねるの若者離れという指摘をしましたが、実は若者は「2ちゃんねるを知らない」、「アクセスしたことがない」のではないでしょうか。中高生になるとこの傾向が顕著になると思われます。

便利な機能が満載の、Youtube、Twitter、LINE、アプリなどに親しんだ若者世代は、大人になっても2ちゃんねるを利用することはないでしょう。

2ちゃんねるは今やおじさんの誹謗中傷のはけ口の場?

若者の2ちゃんねる離れを明確に示すデータはありませんので、どの程度利用者が減っているかは定かではありません。しかし、若者は新たなSNSサービスの利用、アプリや専門サイトの利用など、選択肢の増加により2ちゃんねるの利用者は減っているのは間違いありません。

2ちゃんねるは今や中高年となった住人が活動する場であり、おじさん、おばさんの社会への不満、個人や会社に対する誹謗中傷のはけ口となっている感があります。相変わらず権利侵害の書き込みが投稿されています。

そのため、2ちゃんねるの書き込み削除についてのトラブルは多く削除業者や弁護士は活況との声も聞こえてきます。

2ちゃんねるの復活はあるか?

人気のWEBサイトにはトレンドやはやりすたりがありますので、管理人は常に新たな機能を追加したり、デザインを刷新したりとユーザー離れを防ぐ努力をしています。

しかし、2ちゃんねるは「昔からのユーザーを大事にしている」、「古き良きを変えない」を実践しており、1999年からデザイン、機能はほとんど変わっていません。

若者を取り込む努力をしていないと言えばそれまでですが、このように現状維持をキープするのなら衰退は加速するのではないでしょうか。

2ちゃんねるのファンとしては何か新たな戦略を期待したいところです。