【質問】
ネットに店の悪口を書き込まれました。営業妨害にあたるので削除できますか?

【回答】
営業妨害とは、お店や会社など営業活動をおこなっているものに対して、業務を妨げたり・邪魔したりする行為のことです。意図的に妨害がおこなわれているケースとそうでないケースの両方を含みます。

営業妨害という言葉は普段よく使われますが、この言葉自体には法的な概念は含まれていません。ネットの書き込み削除では、法的な観点から見て、お店や従業員などが権利侵害やを受けているかがポイントになります。また、営業妨害の書き込みが不法行為にあたるかも同様です。

お店の場合には、その書き込みにより「信用をそこない経済的な被害を受けた」ということが立証できるかどうかが「書き込み削除する」「犯人を特定する」「訴訟をする」上で重要なわけです。

つまり、お店や従業員に対する単なる悪口程度では削除できないということです。例えば、お店の悪口の書き込みが多い掲示板である、爆サイホスラブに対して営業妨害だから削除してくれ!と依頼しても、不法行為や権利侵害に当たらないとしてほぼ100%削除対応はしてもらえません。

一般的にお店の営業妨害(業務妨害)にあたるかどうかの判断基準は「信用毀損罪」「業務妨害罪」に当たるかで判断すると良いでしょう。

◯信用毀損罪(しんようきそんざい)

信用毀損罪とは、虚偽の風説を流布したり、偽計を使って、他人の信用を既存する犯罪行為のことです。簡単に説明すると、ネット上に他者の信用を貶めるような書き込みをおこない、経済的な損失を与えることです。

◯業務妨害罪(ぎょうむぼうがいざい)

業務妨害罪とは、虚偽風説を流布して、他者の業務を妨害することです。これは、偽計業務妨害罪とも呼ばれます。また、「威力」という”他者の意思を抑え込むような強い力”を与えるような威力業務妨害も業務妨害の中に含まれます。

ネット上に明らかに”虚偽の情報””威圧するような情報”を書き込んで「意図的に業務を妨害しようとする行為」は、3年以下の懲役あるいは50万円以下の罰金という刑事罰を受けることがあります。

このように営業妨害と思われるネットの口コミであっても、信用毀損罪、業務妨害罪という法的な裏付けが無ければ、掲示板運営者は削除してくれません。営業妨害にあたるかどうかの判断は難しいケースも多いため、ネット削除の専門家にアドバイスをもらうのが良いでしょう。