5ch logo

「2ちゃんねる」が「5ちゃんねる」に変更になった!

ブックマークしておいた2ch.netにアクセスしたら、5ch.netに自動転送(リダイレクト)されて、驚いたユーザーの人も多いと思います。2ちゃんねるのサイトオーナーのジム・ワトキンス(Jim)は、2017年10月1日に、サイトの運営権を譲渡しました。

5ちゃんねるにサイト名が変更になったのは驚きですが、5ちゃんねるに誹謗中傷を書き込まれた人にとって気になるのは、5ちゃんねるが「書き込み削除依頼に対応してくれるのか」「犯人の特定はできるのか」という問題ではないでしょうか。

5ちゃんねるの変更点と削除依頼の対応、またIPアドレスから個人を特定する方法について解説します。

5ちゃんねるにサイト名が変更になった

ご覧の「Jimのツイート」には、かつてのサイトオーナーである西村博之氏との間で、サイト所有を巡ってのトラブルが書かれています。

要約すると「世界知的所有権機関(WIPO)の調停仲裁センターは、西村博之氏の「http://2ch.net 」ドメイン移転を求める申立てを棄却するとの裁定を下した」ということです。(2chは法律上においてjimが所有権を持つ)しかし、その後も西村氏の妨害行為が続くため、やむなくサイトを譲渡することになったというのがjim側の主張です。

2ちゃんねるという名称のサイト名を存続させるとなると、所有権の騒動は収まらないために、思い切って「5ちゃんねる」というサイト名に変更したということです。

jim tweet

2ちゃんねるから何が変わったのか?

Loki Technology, Inc.は5ちゃんねるの運営権の譲り受けと「5ch.net」「5ch」の商標の正当な権利を有したことを発表しました。2ちゃんねるが正式に5ちゃんねるに変更となった訳ですが、何が変わったのでしょうか?

5ch

サイト名

サイト名は、2から5へ変更となりました。5に変わった理由は特に発表はされていませんが、たまたま「5」という数字のドメインが空いていたからというのが真相のようです。

旧サイト名:2ちゃんねる
 ↓
新サイト名:5ちゃんねる

運営会社(サイトオーナー)

Loki Technology Inc.は、フィリピン法人のようですが、実際のサイトオーナーが誰なのかという発表はまだありません。実は、Jimがいまだにオーナーであって、売却したという自作自演をおこなっている可能性もあります。あるいは、西村博之氏もこの自作自演に”一枚噛んでいる”という説もあります。

その後の続報が入り次第、ここでも情報を公開していきます。

旧運営会社:RaceQueen Inc
 ↓
新運営会社:Loki Technology Inc.

ドメイン名(URL)

2ちゃんねるの旧ドメインにアクセスすると、5ch.netに自動転送されます。サイト内には2chの表記が残っているページがありますが、急いで5ch.netに変更したことが伺われます。

旧ドメイン:http://www.2ch.net

新ドメイン:https://www.5ch.net/

5ちゃんねるの削除体制

さて、本題の5ちゃんねるの削除依頼ですが、どのような変更があったのかチェックしていきましょう。

5ちゃんねるの削除体制をチェック

5ちゃんねるの削除体制というページを見ると、そこに書かれている内容は、かつての2ちゃんねるの削除体制のページとほとんど変わっていません。

大きく変更になった点は、メールの削除依頼窓口です。

旧アドレス:meiyokison@racequeen.ph
  ↓ 
新アドレス:meiyokison@5ch.net

旧アドレスの、meiyokison@racequeen.phのアドレスに送信しても自動転送されるようです。ただし、5ちゃんねるから返信が無い場合には、新アドレスのmeiyokison@5ch.netに再送信するように促しています。

5ちゃんねるの書き込み削除の体制について

5ちゃんねるの削除体制(基本原則)は、2ちゃんねるから変更された以降も大きな変更はありません。しかし、運営会社がフィリピン法人(ロキ・テクノロジー社・Loki Technology Inc.)に変更されたことで書き込み削除の考え方は一新されています。

5ちゃんねるは削除要請に基づき、不適切であると判断した書き込みは随時削除する方針です。ただし、投稿者にも異議申し立ての期間(7日間)が設けられており、一旦削除された記事も再審の結果、再掲載される可能性があります。

5ちゃんねるの削除対象

5ちゃんねるの新しい削除ガイドラインによる削除対象は次のようになります。

•個人名・住所・所属
•電話番号
•メールアドレス
•誹謗中傷
•私生活情報

また、削除ガイドラインで一部特殊な扱いになっている依頼者に「法人・団体」「個人(※ 一群、二種)があり、それぞれ削除体制が異なります。また、情報価値があるものや公開されているもの(電話帳やネットサイト等で確認できるもの)、公益性があるもの等、削除されない事項も少なくありません。

(※)
◯一群
・政治家・芸能人・プロ活動をしている人物・有罪判決の出た犯罪者
◯二類
・板の趣旨に関係する職業で責任問題の発生する人物
・著作物or創作物or活動を販売または提供して対価を得ている人物
・外部になんらかの被害を与えた事象の当事者

5ちゃんねるは、表現の自由と個人の権利を尊重して運営されていますので、5ちゃんねるの書き込みを削除してもらうためには、名誉毀損やプライバシーの侵害など、法的な「権利侵害」があることが条件となります。

5ちゃんねるの書き込み削除は削除人が行う

5ちゃんねるは毎日相当数の削除依頼を受けており、掲示板のレスやスレッドの削除や移動は「削除人」が行います。2ちゃんねる同様ボランティアで構成される削除人ですが、現在でも削除人の登用には厳しい条件が科せられており、2ちゃんねるの初期運営ボランティアが削除人を兼任していたことから5ちゃんねるでも強い権限を持っています。

削除人は、5ちゃんねるの「削除ガイドライン」を順守することを義務付けられています。まずは削除依頼する際に、削除ガイドラインの削除対象であるのかを調べることが大切です。

5ちゃんねるの削除依頼が成功するか否かは削除人の裁量にかかっているのが実情ですので、削除人に嫌われないように遵守事項はよく読んでから削除依頼することが大切です。

5ちゃんねるの削除依頼が失敗してしまう原因

5ちゃんねる削除依頼はガイドラインをよく理解し、5ちゃんねるが設けた書き込みルールを守っていない「権利侵害」のある投稿であることを削除申請のルールに則って正確に主張する必要があります。

削除申請すれば必ず削除してもらえるわけではありませんが、5ちゃんねるの指定する条件を守らないとまったく相手にしてもらえないので、削除ガイドラインをよく読んで外れないようにしてください。5ちゃんねるの削除依頼で失敗する原因には主に次のようなものがあります。

削除人に対して言葉遣いが悪い又はルールを守らない

誹謗中傷は管理者や削除人が悪いわけではありません。削除人はあくまでもボランティア活動の一環であり、5ちゃんねるの書き込み削除は削除人個々の判断にゆだねることになります。もちろん、削除依頼全てが処理されるというわけではなく、悪い言葉遣いやルールを無視した削除依頼には対応してもらえません。

例えば、あたかも5ちゃん側や削除人が放置していることが悪いかのような指摘や暴言、また、ルールを守らず無理な要望を突き付けたりすると削除されないことがあります。削除するためには丁寧かつ的確な依頼をすることが大切です。

身分証明が不十分

5ちゃんねるの削除ガイドラインでは「本人確認のための資料」を添付する必要があることが記されています。本人確認のための資料とは、免許証やパスポートなど身分証明書のことを指すのですが、身分証明書がないと削除申請を受け付けてもらえません。また、身分証明書の他にも追加資料が必要になるケースもあります。

削除依頼に不備がある

メールで権利侵害を主張し、削除依頼をするためには身分証明書以外にも必要な項目があります。たとえ権利侵害に該当する書き込みがあったとしても、削除依頼に不備があれば削除に対応してくれません。削除依頼で必要になる項目は次のようになります。

件名 削除申し立て
内容 URL
レス番号
   削除理由
   理由を根拠付ける資料があれば添付
   本人確認のための資料

警察に被害届を出すことは逆効果

5ちゃんねるで誹謗中傷の被害を受け、警察に被害届を出しても、相談に乗ってくれることはあっても法的な根拠や事件性のない案件に対して警察が深く介入することはありません。被害届自体すら受理してもらえないケースがほとんどです。

ネット上での誹謗中傷は親告罪となることが通例で、5ちゃんねるの削除依頼は本人または専門家などの代理人でなければいけません。多少なりとも法的な知識を有す削除人に対して警察に被害届を出したと交渉したところで相手にしてもらえないか、嫌われてしまうことになりますので注意が必要です。

騙りやなりすましは削除を困難にする

原則として5ちゃんねるは誹謗中傷を書き込まれた本人または代理人以外の削除要請には一切応じません。自分や代理人以外の第三者に削除依頼を委託したとしても、削除人から騙りやなりすましと判断された場合、以降の削除依頼に対して対応してもらえない可能性が出てきますので、返って削除依頼を困難にしてしまうことになります。

法人・団体はメールでの削除依頼では削除できない

5ちゃんねるでは個人と法人・団体では削除対象の取り扱いが異なります。個人の場合は原則として削除依頼はメールで行いますが、法人・団体の場合は、カテゴリ問わず直接メールで削除要請を行っても放置することを削除ガイドラインによって公言しています。

5ちゃんねるは原則として裁判所の決定には従います。このため、法人・団体が書き込みを削除するためには、裁判所による削除の仮処分命令を得てから必要資料を添付して5ちゃんねるに削除依頼することになります。

5ちゃんねるの書き込み削除は権利侵害の有無が重要

権利侵害の有無が5ちゃんねるの書き込み削除依頼を受けるか否かの判断材料になっています。権利侵害とは、民法709条における不法行為のことで、一般に「名誉権」「名誉感情」「プライバシー権」「肖像権」を侵害することを意味します。

つまり、名誉毀損やプライバシー侵害がこれに当たりますが、5ちゃんねるの書き込み削除は権利侵害を認めてもらうことが重要となります。

5ちゃんねるに書き込んだ個人(犯人)を特定することができる

Identifying the perpetrator
5ちゃんねるの書き込み削除するだけでは納得できない、書き込み犯人は絶対に許せないという方も少なくありません。

2002年5月に施行されたプロバイダ責任制限法により、手続きを行うことで5ちゃんねるに書き込んだ個人をIPアドレスから特定することが可能です。

特定するメリットは

では誹謗中傷を書き込んだ個人(犯人)を特定するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

再犯を抑止することができる

5ちゃんねるで今後二度と誹謗中傷を書き込まないことを契約書によって約束(契約)することができます。契約書は契約違反をしたときに誹謗中傷の証拠として効力を持つ書面にもなりますので、再犯防止には効果的です。

謝罪させることができる

書き込み犯人を特定することで、公式に謝罪させることができます。公式に謝罪させることで失った信用や棄損された名誉が回復することもあります。

損害賠償請求ができる

権利侵害は民放709条に該当します。民法709条では「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は,これによって生じた損害を賠償する責任を負う」と定められています。

書き込み犯人を特定することで今まで受けた苦痛を損害賠償請求という形で返すことができます。

IPアドレスから個人を特定する手続きと方法

IPアドレスとは、インターネット上の住所(契約情報)のことで、IPアドレスを振り分けているプロパイダに対して「発信者情報開示請求」を行うことで5ちゃんねるで誹謗中傷を行った個人の「住所・氏名・メールアドレス(発信者情報)」を特定できます。

ただし、権利侵害が成立しなければ発信者情報開示請求が認められませんので、情報開示のためには裁判所に情報開示請求訴訟を行う必要があり、本案訴訟の前にまずは仮処分を申し立てることになります。

また、一般的にプロバイダやサイトはログを3ヶ月から6ヶ月程度しか保管せず、一定期間が過ぎると消去してしまいますので、IPアドレスから個人を特定するには、プロバイダにログ(記録)が残っている期間である必要がありますので注意が必要です。

5ちゃんねるで誹謗中傷を行った「犯人を特定したい」「再犯を防止したい」「謝罪させたい」「損害賠償請求したい」という場合は、ネットの誹謗中傷対策、犯人特定に経験豊富な専門家のアドバイスを受けることが有効です。

風評被害バスターズにご相談頂ければ、5ちゃんねるの誹謗中傷について様々な角度から被害者の方をサポートいたします。お気軽にご相談下さい。